ワンダーシード2016に入選しました。来週2/13~3/20までトーキョーワンダーサイト渋谷にて展示販売されます。お近くの方はぜひご覧ください。
ワンダーシードは作品サイズが最大53×53cmまでと比較的小さく、またその作品を販売するという点で他の公募展とは異なります。入選したのは「風花」という作品です。
私は小さなサイズの作品が苦手です。今までワンダーシードに何度か応募しましたが、上手く行きませんでした。私の場合、普段の作品を作っている方法論では小さなサイズには上手く馴染まないのです。
そこで、普段の作品とは完全にコンセプトやアプローチを切り離し、小さいサイズ用に全く別のコンセプトを立ち上げました。この作品は油彩のツヤの有る黒の背景につや消しの半透明の絵具を重ねることにより幻想的な雰囲気を作りだし、鑑賞者に対して割と感覚的な見方を許容する作品です。というかあまり小難しいコンセプトは作らず、開き直って完全にイメージ先行です。
写真では分かりにくいですが、作品のアップはこんな感じです。
「風花」というタイトルの通り、積もった雪が舞っている(絵の中では舞ってないけど)イメージです。
実際は背景は写真よりももっとツヤがあり、光っています。
「半透明の絵具」は今回の作品用に作りました。
蜜蝋(テレピンで溶かしておく)+アルミナホワイト(少量のテレピンで溶いておく、リンク先の下から3番目)+リンシード+チタニウムホワイト(市販のチューブの油絵具)を混ぜ合わして作ります。割合は4:4.8:0.8:0.4くらいでしょうか。絵具を盛り上げた部分はこんな感じです。
蜜蝋は絵具に可塑性を与え、アルミナホワイトは体質顔料ですので乾性油で練ると半透明になります。アルミナホワイトだけだと透け過ぎなので少量のチタニウムホワイトで透明度を調整しました。
自分の中にあったイメージと質感を感覚で捉え直してキャンバスに落とし込むのに苦労した作品で習作2枚を費やしました。
これで販売価格¥30,000-は超バーゲンセール!!と自分では思うのですが、どんなもんでしょう?
興味のある方はぜひ展示会場のトーキョーワンダーサイト渋谷で、またはオンライン販売のTAGBOATをご覧ください。



