DAISUKE MAEDA

/blog/2015.07.08

お前らと、オレの言うそれは違う

お前らと、オレの言うそれは違う

日本で有名なアートフェアといえばもちろんアートフェア東京、次いで京都のアートフェアでしょうか。あまり有名ではありませんが一応、大阪でもアートフェアは行われております。

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東京や京都のアートフェアに比べて大阪のアートフェアは実にひっそりと開催されます。先日7月4日より、JR大阪駅、大阪ステーションシティ内にあるホテルグランヴィアにてART OSAKA 2015が行われているので初日に行って来ました。出展ギャラリーはどこも有名なはずですが、大阪で絵を描いているにもかかわらず私はなぜかあまり知っているギャラリーがありません。これは別に各ギャラリーの知名度を皮肉っているわけではなく、私個人が世情に疎く、ほぼ大阪のギャラリーを知らないのです。というかART OSAKA 2015ってグランヴィアでやってたんや。。。数年前まで堂島かどっかでやってなかったっけ?というくらいの情報量です。もっと大阪のギャラリーの事を知ろう…

とは言え、私も長く大阪に住んでいるので、作家さんの友人、知人はそれなりに多くいます。そんな友人、知人と飲みに行ったりした際に、「○○○ギャラリーとトラぶった」話を非常に良く耳にします。そんな不信感が私に有ってギャラリーとの距離を生んでいるのかもしれません。そしてそのトラブルとは主に金銭トラブルです。

「絵が売れたのに、なぜかギャラリーからお金が振り込まれない!」といった切迫したものから「○○○ギャラリーのオーナーは絵が売れたら必ずピンクなお店に行く!そんなお金の使い道を所属作家の前で言うなや!」など、ギャグのようなものまで様々です。そんなギャラリーはごく一部、と思いたいですが、そう思えないほどに有名なところも含めいろんなギャラリーの話を聞いてしまいます。もちろん、それらが事実である証拠はないのでただ聞いているだけの私は何とも言えないですが、独立したての弁護士さん、将来に向けて新規業界の開拓を検討されている弁護士さんは興味があればご一報ください。今までには無かったタイプの労働問題です。

一方で、そういった私個人の不信感とは関係なく、美術館やギャラリーのような閉鎖的なホワイトキューブ以外、例えば街中でのライブ的な開かれた展示があってもいいんじゃないの?という気持ちも多少あり、大阪のアートフェアに今ひとつ興味を持てなかった面も有ります。毎年同じような会場、スペースでマンネリ化しないのかな?と(勝手に)思ったりする訳です。

さて、11:00オープンのART OSAKA 2015ですが、グランヴィアの近くまで行ったところ、大阪駅構内に大きな絵画を持った写真の彼が一人で立っていました。

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アートフェア周辺の路上でゲリラ的に絵画を展示する、アートフェアの規模は小さいのにそこだけバーゼルとかヴェネツィアビエンナーレみたいやな。しかも一人で大阪駅のど真ん中。。。

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Photo:ATARI MD All Rights Reserved.

いいよ〜、そのハリボテ感。良い意味でのズッコケ感が大阪っぽい。表現の場は必ずしもホワイトキューブである必要はありません。ホワイトキューブで静的なコンセプトやテーマに向かって収斂していく作品よりも、このような路上での表現(ツイッターやfacebookですぐに拡散していく様子も含めて)のほうがむしろ動的なリアリティを感じ取りやすいのではないでしょうか。

ツイッターやfacebookでも当日地味に取り上げられてましたよ。

アートフェアを観に行ったつもりが、その外側で面白いものが観れた!すごく得した!という気分になり、結局、アートフェアは観ずに帰って来ました。

ここに貼ってある3枚の写真はもちろん著作権により保護されていますが、用途によっては使用が可能です。何かに使いたい、という方はご連絡を!(ほぼ使い道ないけど…)