DAISUKE MAEDA

/blog/2015.06.08

トーキョーワンダーウォールを観に行こう!前編

トーキョーワンダーウォールを観に行こう!前編

6/6よりトーキョーワンダーウォールが始まっています。それに先立って5日にレセプションに参加してきました。

会場は東京都現代美術館、18時過ぎに受付開始です。

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東京都現代美術館では「山口小夜子 未来を着る人」「他人の時間」の2つの企画展+常設展という組み合わせで開催されていました。現在はそれにトーキョーワンダーウォール2015が加わっています。

16時頃に美術館に着き、3つの展覧会のチケットを買おうとすると受付のお姉さんが「今からだとかなり駆け足での観覧になりますよ」と教えてくれました。映像の作品も多いので時間がかかるようです。迷った末に「他人の時間」+常設展を観ることにしました。

「他人の時間」展はアジア中心の作家セレクトで、海外のキュレターとの共同企画だからなのか、政治的なメッセージの強いものが多かったです。

カンボジア出身の作家、ヴァンディー・ラッタナの「独白」はパンフレット等によると「めまぐるしく変化するカンボジアにおける人為的、自然発生的な出来事や災害」がテーマだそうで、映像作品です。詳しい解説がパンフレットにもHPにも無かったので詳細はいまいちわかりませんが、おそらく過去に「何かしらの出来事」があった土地に生えているであろう2本のマンゴーの木の下で眠っている、自分の家族に向けて作家が悲しそうに語りかけるという形で映像は進みます。

悲しい雰囲気の中、モノローグで「世界に確固たる土台なんて無い。世界は未だ蒙昧主義の暗闇の中空に自身を浮かべている。」と言う作家。クールやね。。。また、その土地に眠っている他のたくさんの人たちに「もうすぐ季節が変わり、マンゴーの実が生る。甘く熟したマンゴーの香りを感じながら、安らかに過ごしてほしい」的なことを続けます。切なくてマンゴー食べにくくなるわ。。。(ちなみに、「」の中はすべて私の記憶から文字にしているので、詳細は実際の作品とは異なるはずです。)かなり直接的な映像作品のように思え、何かのメタファーを介してメッセージを伝える、表現する、というよりはドキュメンタリー的な作品のように感じました。もしかしたら「独白」しているのは作家ではなく、マンゴーの木の下に眠っているのも「家族」でもなく、作品上の設定なのかもしれないと思いましたが作家がプノンペン出身ということでその可能性はほぼないでしょうか。

何より「カンボジアにおける人為的、自然発生的な出来事や災害の記録」なんていう迂遠な説明しか載っていないパンフレットってどうなん?こういう作品はそれなりの背景というか、取っ掛かり的な説明が必要やろ?と思った作品でもありました。

その後、常設展を駆け足で見て回り、ミュージアムショップへ。東京のミュージアムショップは雰囲気がおしゃれですね。山口小夜子展の関係か、ファッション関係の本や小物も多かったです。展覧会観れなくて残念。

あとで知ったのですが、「他人の時間」展は次は大阪の国立国際美術館でやるんですね。。。自転車で行ける…

山口小夜子展観ておけばよかったかな?と思いましたが、とりあえずキリング・フィールドを観てから、もう一度大阪でヴァンディー・ラッタナ「独白」を観たいと思いました。