2015年現在、大阪の景気はアベノミクスの影響を感じられないくらいに良くなく、これから就活を始めないといけない美術系の学生さんは大変だろうなと思います。そうは言っても(一応)私も社会の構成員の1人なのでその責任の一端は当然あるので20代の人たちには申し訳ない気持ちで一杯です。
前にも書きましたが、美術は好•不況の影響をモロに受ける分野です。好景気の中でばんばん作品も売れて欲しいなぁ!と思っていますが資本主義のシステムを見る限り「好景気が続く」事は不可能だろうな…と経済の専門家でない私でも感じるくらい、それは無理のある話です。
しかし、一方で社会を取り巻く価値観の変化、それに伴って社会の仕組みも2000年以降、随分変わってきたなと感じる場面も増えてきています。思うに、これからのビジネスは「お金以外の利益」を社会に還元する、と言うのが必要になってくるのだろうと思います。
現在、私の小品を取り扱って頂いてます「くま美術店」さんは東京都主催のビジネスコンテスト「Tokyo Startup Gateway」に出品?出店?されています。今まで美術に興味を持っていなかった層に作品売買を含めた美術とのエンカウントのチャンネルを提供しアートマーケットを拡げて行こうとされており、代表の荒木さんからビジネスコンテストのセミファイナリストに選出されたと聞いた時は素直にすごいな!と思いました。ついにアートがビジネスになる時代が来たか!
他のセミファイナリストの人のアイディアも面白そうなのが多いですね。興味のある人はHPを見てもらえば良いと思うのですが、例えば一番最初に載っている浅野純平さん「林業を稼げる産業へ〜ITを利用した、国産材流通革命プラットフォーム〜」などは、私も今の時代林業に限らず各業界、業種の流通プラットフォームはデザインされ直すべきだと考えているので興味があります。
というかビジネスコンテストのHPもかっこいいな。何か新しいものが生まれそう。。。いつも東京と大阪の対比のような事を書いて、大阪の人には申し訳ないのですがこれ大阪でやったら上手くいかんやろなーと思います。だって我が大阪がものつくり企業の販路開拓のお手伝いや展示会、商談会の為に用意した施設がなんと「マイドーム大阪」!!何そのネーミング。。。ビジネスの為の施設にそんなダジャレ要る?すべりすぎ…会社の仕事で何度か行った事が有るのですが、そのネーミング故、仕事に必要な緊張感は奪われ続けます。
大阪のひどいところはまだ有ります。今年新幹線が開通した石川駅では中田ヤスタカさん制作の発車メロディが使用され話題になりました。これは地元の人も観光で来た人も、両方興味が惹かれます。うらやましい。それを真似てなのか、大阪環状線の駅にも音楽が流れるようになりました。桜ノ宮駅は大塚愛さんの「さくらんぼ」。10年遅い!!なぜテレビで流れまくってる時に使わなかった!?鶴橋に到っては「ヨーデル食べ放題」って浅い!!焼き肉しかないか…?さらに大阪城公園駅ではほら貝の吹かれる音がしてます。もうそれは発車メロディと呼べるかどうか。しかもこれらは「大阪環状線改造プロジェクト」の一環らしく、もう改造しなくても現状維持でいいよ。という利用者の声を尊重して欲しいと思います。他の駅の選曲もひどいし。
私は大阪の景気が良くならないのはこのおっさんの飲み会の悪ふざけとしか思えないアイディアが実現してしまうところがあるからだと確信しています。。。


